蛍光制御分子の化学デザインと生体イメージング
Publicly Offered Research
Project Area | Resonance Biology for Innovative Bioimaging |
Project/Area Number |
16H01428
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
堀 雄一郎 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (00444563)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥11,440,000 (Direct Cost: ¥8,800,000、Indirect Cost: ¥2,640,000)
Fiscal Year 2017: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2016: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
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Keywords | 蛍光制御分子 / RESOLFT / 消光基 / イメージング / PYPタグ / 蛍光スイッチ |
Outline of Annual Research Achievements |
光照射により蛍光を制御できる分子は、RESOLFTと呼ばれる超解像イメージング技術への応用が期待されている。これまでにこのような分子として、蛍光蛋白質が用いられてきたが、蛍光蛋白質は、光安定性が低く、光安定性の高く光制御可能な合成色素の開発が期待されてきた。しかしながら、そのような分子で実用的なものは、いまだに開発が進んでいないのが現状である。そこで、この状況を打破することを目的として、本研究では、蛍光色素の蛍光を直接光制御するのではなく、消光基の消光能を制御できる分子を利用し色素の蛍光を制御するという新たなコンセプトに基づき、蛍光制御分子を開発する。昨年度の研究で、アゾ色素の一つが、光照射により異性化すること、熱異性化がほとんど起こらないこと、異性化に伴い平面性が崩れることから、光制御可能な消光基として機能することを見出した。そこで、本年度の研究では、引き続き、この色素により消光制御可能な蛍光色素の探索を行った。その結果、BODIPY誘導体とフェノキサジン誘導体が、このアゾ色素により蛍光制御可能であることが判明した。そこで、これらの蛍光色素のアゾ色素による消光メカニズムを明らかにするために、Stern-Volmerプロットを取った。その結果、フェノキサジン誘導体の場合、光照射前のアゾ色素により静的消光を引き起こし、光照射後では動的消光を引き起こすことが判明した。一方、BODIPY誘導体の場合は、Stern-Volmerプロットによる解析では、明確なメカニズムが分からなかったものの、静的消光と動的消光が混在していることが示唆された。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)