リン脂質の膜動態と細胞死
Publicly Offered Research
Project Area | Homeostatic Regulation by Various Types of Cell Death |
Project/Area Number |
17H05506
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
瀬川 勝盛 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 寄附研究部門准教授 (20542971)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2018: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2017: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
|
Keywords | フリッパーゼ / 細胞膜 / ホスファチジルセリン / B細胞 / 細胞死 / マクロファージ / 貪食 / リン脂質 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究申請では、リン脂質を移層する膜タンパク質、フリッパーゼの遺伝子欠損マウスで見られるB細胞特異的な細胞の消失のメカニズムを解明することを目指した。結果として、フリッパーゼを欠損した前駆B細胞は、フリッパーゼ活性を失うことでホスファチジルセリン(PtdSer)を細胞表面に露出し続けること、骨髄のマクロファージが貪食受容体であるMerTKやAxlを介して前駆B細胞をPtdSer依存的に貪食することがB細胞欠損症の原因であることを見出した。又、貪食受容体であるMerTK/Axlと、そのリガンドであるGas6やProtein Sとの結合の生化学的な特性について報告した。フリッパーゼ欠損マウスでみられるB細胞欠損症は、本来露出してはいけない局面で前駆B細胞がPtdSerを表面に露出し、マクロファージに貪食されることが原因であった。一方、フリッパーゼ欠損マウスでみられる貧血や胆汁うっ滞は、貪食を介さずに発症していることも明らかとなった。この結果は、フリッパーゼには貪食を抑制する以外にも多様な生理機能があることを示唆しており、新たな研究課題となっている
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(10 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] 脂質クオリティ2018
Author(s)
有田 誠
Total Pages
220
Publisher
羊土社
ISBN
9784758103718
Related Report
-