ウイルスが引き起こす非標準的な翻訳機構の構造基盤
Publicly Offered Research
Project Area | Nascent-chain Biology |
Project/Area Number |
17H05677
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
伊藤 拓宏 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, ユニットリーダー (70401164)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥7,540,000 (Direct Cost: ¥5,800,000、Indirect Cost: ¥1,740,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2017: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
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Keywords | ウイルス / 生体分子 / 電子顕微鏡 / 翻訳 / 翻訳開始 |
Outline of Annual Research Achievements |
精製したヒト由来因子によって再構成した試験管内翻訳システムを用いて調製した、新生鎖配列によって一時停止させたリボソームにHCV IRESを加えて、ハイジャック前複合体を調製し、クライオ電子顕微鏡により3.9Åの分解能で構造決定した。また、ハイジャック後複合体についても調整法を確立し、最終的に3.9Åの分解能で構造決定した。生化学的な実験により、HCV IRESは空のリボソームよりも翻訳中のリボソームを、より良い基質とすることが明らかになった。明らかになったHCV IRESによる宿主翻訳機構の乗っ取りメカニズムについてMolecular Cell誌に報告した。 宿主の翻訳開始に機能する翻訳開始因子eIF2とeIF2Bについて、複合体の立体構造をクライオ電子顕微鏡と結晶構造解析により決定することに成功した。eIF2はGTP結合依存的に開始メチオニルtRNAをリボソームへと運搬する役割を持ち、eIF2BはそのGEFであるが、eIF2がストレスに応じてリン酸化されるとeIF2BのGEF活性を阻害することが知られていた。今回決定した立体構造により、eIF2がリン酸化されるとeIF2Bとの結合様式が大きく変化し、これによってeIF2Bを阻害していることが明らかとなった。このメカニズムについてScience誌に報告した。 宿主の翻訳開始に機能する翻訳開始因子eIF4Aについて、翻訳阻害剤RocAと連続プリン配列、ATPアナログの4者複合体の結晶構造解析に成功し、他の生化学的・計算科学的な解析を併せ、RocAのプリン特異的な翻訳阻害メカニズムの詳細をMolecular Cell誌に報告した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)
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[Journal Article] HCV IRES captures an actively translating 80S ribosome2019
Author(s)
Yokoyama Takeshi、Machida Kodai、Iwasaki Wakana、Shigeta Tomoaki、Nishimoto Madoka、Takahashi Mari、Sakamoto Ayako、Yonemochi Mayumi、Harada Yoshie、Shigematsu Hideki、Shirouzu Mikako、Tadakuma Hisashi、Imataka Hiroaki、Ito Takuhiro
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Journal Title
Molecular Cell
Volume: 印刷中
Issue: 6
Pages: 1205-1214
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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