損傷神経の生存軸索再生を制御するスクラップ&ビルドの分子基盤の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Dynamic regulation of brain function by Scrap & Build system |
Project/Area Number |
17H05743
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
木山 博資 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00192021)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥11,050,000 (Direct Cost: ¥8,500,000、Indirect Cost: ¥2,550,000)
Fiscal Year 2018: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
Fiscal Year 2017: ¥5,460,000 (Direct Cost: ¥4,200,000、Indirect Cost: ¥1,260,000)
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Keywords | ミクログリア / 軸索再生 / ミトコンドリア / ER / 神経損傷 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度はSiglec-Hが脳内のミクログリアにのみ発現し、脳常在性マクロファージには発現しないことを明らかにし、Siglec-Hの遺伝子にジフテリア毒素受容体を組み込んだマウスを用いることにより、ミクログリアを特異的に除去できることを示した。このノックインマウス(Siglec-H-DTR)では従来のIba1遺伝子やプロモーターを利用したミクログリア操作マウスよりはミクログリア特異性という点で優れている。これを用いることによりマクロファージとミクログリアの機能の違いやお互いの相互作用の研究に発展させることが可能になると考えられる。脳内ではミクログリアが主要な貪食能を有する細胞なので、ミクログリア自身がジフテリアトキシンによって細胞死に至った時に、どのようにしてミクログリアが除去(スクラップ)されるか検討した。脳内でミクログリアが特異的に障害されたとき、GFAPの発現上昇をともなってアストロサイトの活性化が観察された。また、ミクログリアの残骸がアストロサイトに貪食されている像も観察された。このことから、普段は貪食能を有しないアストロサイトが、ミクログリアが存在しない条件下では、代償的に貪食能を発揮することが明らかになった。このような代償性貪食が、より生理的な条件下でも生じるかどうかは検討中である。現時点ではアストロサイトの代償性貪食機能の作動機序は不明であるが、アストロサイトには従来から知られている機能に加え、新たにスクラッパーとしての機能が存在することが示された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)