蛍光生体イメージングで読み解くウイルス共生とその破綻
Publicly Offered Research
Project Area | Neo-virology: the raison d'etre of viruses |
Project/Area Number |
17H05815
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菊田 順一 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60710069)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2017: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 生体イメージング / ウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
長い進化の歴史の中で、ウイルスとヒトはお互いに適応しながら共生してきた。一方で、ヒトの体の中には多種多様な免疫細胞が存在し、日々ウイルスと闘いを繰り広げている。「生体内でウイルスが実際にどのように振る舞ってヒトの細胞と共生するのか」、「ヒトの免疫細胞はウイルスにどのような攻撃をして共生関係を破綻させるのか」など、ウイルスとヒトの共生の“実態”を理解するためには、“生きた”組織内で“生きた”ウイルスや細胞を観察し、時空間的な挙動を明らかにすることが大変重要である。 近年、マウスの細胞の一部をヒトの細胞に置き換えたヒト化マウスモデルが確立し、ヒトに共生するウイルスのin vivo解析が可能となったが、フローサイトメトリーやELISAなどの従来の解析手法では、生体内における動態をリアルタイムで評価することはできなかった。一方、蛍光生体イメージング技術が発展し、個体を生かしたまま生体内の宿主細胞とウイルスの挙動を可視化できるようになったが、そのいずれもがマウスを中心としたモデル動物を使用していたため、ウイルスがヒトの細胞に及ぼす影響を解析することは困難であった。 本研究では、“ヒト化マウス技術”と“蛍光生体イメージング技術”を融合させることで、ヒト化マウスの生体組織内においてウイルスの挙動を可視化することに成功した。さらに、ヒト抗ウイルス免疫応答の制御メカニズムを明らかにするため、ウイルスとヒト免疫細胞の相互作用を可視化し、その細胞動態(細胞の動きや形態変化)を定量解析した。本研究で確立した技術は、今後、ウイルスとヒト細胞の共生の実態の解明において強力なツールになると考えられる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)