「個性」創発メカニズム解明のための樹状突起スパインイメージング法の開発と応用
Publicly Offered Research
Project Area | Integrative research toward elucidation of generative brain systems for individuality |
Project/Area Number |
17H05941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
坂本 雅行 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (00777865)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2017: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 「個性」創発 / 活動イメージング / 生後発達脳 / 養育行動 / 樹状突起スパイン |
Outline of Annual Research Achievements |
哺乳類のおける生後発達期(幼児期―思春期)における親から受ける養育は、子供の「個性」創発に最も大きな影響を与える環境的要因の一つである。本研究では、不適切な養育行動が子供の脳神経回路やその後の「個性」創発に与える影響について明らかにするため、幼児期―思春期において、生きた動物からニューロンの形態や活動を計測するための手法の確立をおこなった。 平成30年度は生後発達期において、より正確な活動計測を実現するため、既存のセンサー(GCaMP6f)よりも高いS/N比を有する高感度・高速カルシウムセンサーを特定の細胞種に発導可能なトランスジェニックマウスの作製、ならびにそれらを用いた2光子励起顕微鏡による生体カルシウムイメージングをおこなった。新規トランスジェニックマウスを用いて大脳皮質2/3層の興奮性ニューロンの活動イメージングをおこなったところ、生後発達期においても感覚刺激(視覚刺激およびヒゲ刺激)に対する神経応答を高S/N比で検出可能であることを確認した。また、抑制性ニューロンの活動イメージングについてもおこなったところ、ソマトスタチン陽性ニューロンは興奮性ニューロンと比較して、活動同期性が有意に高いことも明らかとなった。さらには、これら確立した活動イメージング法を応用して、不適切な養育行動(早期母子分離)が生後発達脳のニューロンの形態や活動に与える影響について、経時的にイメージング可能な実験系の確立に成功した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)