現代の脂質食がもたらす意志力制御の先天的脆弱性と肥満
Publicly Offered Research
Project Area | Creation and Promotion of the Will-Dynamics |
Project/Area Number |
17H06059
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
酒寄 信幸 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (30747457)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
Fiscal Year 2018: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2017: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
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Keywords | 多価不飽和脂肪酸 / 飲水行動 / モチベーション / ドパミン / 報酬 / 側坐核 / 摂食 / 腹側被蓋野 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の解析により、高n-6/低n-3飼料投与群においてスクロース水の摂取量が増加し、スクロース水摂取に対するモチベーションも増加することを見出した。本年度は中脳腹側被蓋野におけるドパミン作動性ニューロンに着目し、その投射先である側坐核における細胞外ドパミン濃度をマイクロダイアリシス法および高速液体クロマトグラフィーにより定量した。水道水摂取時における細胞外ドパミン濃度には対照飼料投与群と高n-6/低n-3飼料投与群において群間差が見られなかった。一方、スクロース水摂取時における細胞外ドパミン濃度は高n-6/低n-3飼料投与群において有意に増加していた。これにより、高n-6/低n-3飼料投与群におけるスクロース水の摂取量の増加はドパミン放出量の増加による可能性が考えられた。 また、これらのマウスにスクロース水を長期投与すると、高n-6/低n-3飼料投与群において体重増加がより多くなり、高n-6/低n-3飼料が肥満を引き起こす原因となることが分かった。 さらに妊娠中および哺乳中の母マウスにコントロール飼料を投与し、離乳後は仔マウスに高n-6/低n-3飼料を投与し、仔が成体に達した後、スクロース水の摂取量を解析したところ、スクロース水摂取の増加が起こらないことを見出した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(17 results)