プレートダイナミクスに起因する氷天体・系外惑星における水・物質循環モデリング研究
Publicly Offered Research
Project Area | Aqua planetology |
Project/Area Number |
18H04467
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
中川 貴司 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 数理科学・先端技術研究分野, 主任研究員 (50396941)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2019-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2018)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2018: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
|
Keywords | 系外惑星 / 氷天体 / プレートテクトニクス / 水・物質循環 / マントル対流 / 潮汐加熱 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、2つの研究テーマを軸に、地球以外の天体の内部・表層の理解を試みた.それらは、1.地球型の系外惑星において、プレートテクトニクスが起きているか?また起きているとしたら、どのような内部構造・内部ダイナミクスに伴う表層環境が実現できるか?2.太陽系のおける氷天体(特に木星や土星の衛星)において、画像解析から期待される地殻ダイナミクスについて、その地殻内部のダイナミックな挙動の結果だけで見えているのか?それとも、衛星が持つ惑星を周回する軌道との相互作用によって、表面地形が形成されているのか?である.まず、地球以外の系外惑星において、様々なサイズを持つ惑星が発見されているために、惑星深部ー表層環境変動モデルの惑星サイズ依存性を調べることで、第一の目的を達成を試みた.その結果として、惑星のサイズが多くなると、プレートテクトニクスが起きにくくなり、それに伴い表層に海洋が存在する場合には、海洋が惑星深部に持ち込みにくくなる結果が得られた.つまり、地球よりも大きな岩石惑星の深部は、水や炭素などの揮発性元素に枯渇した惑星である可能性を示唆することができた.次に、氷天体における表面地形形成について、特に土星の衛星のエンセラダスに着目すると、氷地殻内部で発生しうる熱対流運動と氷天体が惑星の周囲を周回する軌道の結果として生じる潮汐加熱だけで、エンセラダスにおいて、特徴的な南極付近の活発な地殻ダイナミクスを説明することは困難であることがわかった.そのようなダイナミクスを引き起こす原因としては、初期集積過程において、岩石コアの内部構造に南北非対称性がないといけないことがわかった.
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)