赤痢アメーバ“脂質代謝”の特殊性の解明―寄生適応戦略について―
Publicly Offered Research
Project Area | Quality of lipids in biological systems |
Project/Area Number |
18H04675
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
見市 文香 (三田村文香) 佐賀大学, 医学部, 講師 (70576818)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥9,880,000 (Direct Cost: ¥7,600,000、Indirect Cost: ¥2,280,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
Fiscal Year 2018: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
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Keywords | 赤痢アメーバ / 寄生適応 / 脂質代謝 / 含硫脂質代謝 / 寄生適応戦略 / シスト形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
赤痢アメーバはヒトの大腸に感染し、アメーバ赤痢を引き起こす寄生原虫である。我々は赤痢アメーバの硫酸代謝に着目した研究を行っている。硫酸代謝は生物界に普遍的に存在、様々な硫酸化分子を提供する重要な代謝経路である。これまでの我々の研究から、赤痢アメーバの硫酸代謝が含硫脂質代謝に特化し、コレステロール硫酸を含む6種類の含硫脂質が合成されること、コレステロール硫酸がステージ移行であるシスト形成制御に必須な分子であることを見出した。赤痢アメーバのシスト形成は寄生原虫の寄生性・病原性に関わる重要な生物機構であるが、その制御機構は未解明なままである。本課題では、含硫脂質代謝とシスト形成制御機構との関連について、その全容解明を目指して、研究を開始した。 最初に含硫脂質と密接に関連する脂質種の存在の有無を明らかにするため、シスト形成に伴う脂質種の量の変化を網羅的に解析した。シスト形成を誘導、8時間ごとにサンプリングを行い、それぞれの時間帯の脂質種を解析、変動の大きい脂質種を選択した。 変動の大きい脂質種の代謝系酵素の候補遺伝子群をゲノム情報から探索、得られた遺伝子群について、シスト形成誘導に伴う転写量の変化を定量化した。その結果、シスト形成に伴い、その発現が上昇する遺伝子を得ることができた。現在、これらの候補遺伝子について、推定代謝系の酵素として機能しているかどうかを明確にすると同時に、含硫脂質の1つ、コレステロール硫酸(シスト形成制御分子として我々が既に報告している)の量の変動との関連性の解析を進めている。最終的には、含硫脂質代謝によるシスト形成制御機構の解明に繋げることを目指している。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Apaf1 plays a negative regulatory role in T cell responses by suppressing activation of antigen-stimulated T cells.2018
Author(s)
Tong, H., Miyake, Y., Mi-Ichi, F., Iwakura, Y., Hara, H. and Yoshida, H.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 13
Issue: 3
Pages: 0195119-0195119
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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