転写共役因子PGC-1αによる骨格筋ミトコンドリアのリポクオリティ恒常性の維持
Publicly Offered Research
Project Area | Quality of lipids in biological systems |
Project/Area Number |
18H04677
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
三浦 進司 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (10342932)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥9,620,000 (Direct Cost: ¥7,400,000、Indirect Cost: ¥2,220,000)
Fiscal Year 2019: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2018: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | ミトコンドリア / 骨格筋 / PGC-1α / カルジオリピン / リポクオリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
持久運動トレーニングは、転写共役因子PGC-1αの発現増加を介して、骨格筋のミトコンドリア量を増やす。ミトコンドリア生合成に必要な脂質の合成と輸送は「小胞体とミトコンドリアの接触点(連携ゾーン)」を介して行われていることが示唆されており、PGC-1αによるミトコンドリア生合成促進時にも、この「連携ゾーン」を介してミトコンドリア内膜の構成脂質であるカルジオリピン(CL)が供給されると考えられる。これまでに、骨格筋へのPGC-1α過剰発現がミトコンドリア量とCL量を増加させることを明らかにし、CL合成の律速段階である「ホスファチジン酸からCDP-ジアシルグリセロール(CDP-DAG)への変換」を担う3種類の酵素のうちCds1の発現量のみを増加させることを認めている。しかし、PGC-1αの発現増加が「連携ゾーン」形成に関与するのか、Cds1によって生成したCDP-DAGがCL合成やミトコンドリア生合成に必要なのか否かは不明である。本年度は、PGC-1αがCds1存在下において、小胞体とミトコンドリアの相互作用を促し、ミトコンドリア膜タンパク質と協調的にCL(72:8)やミトコンドリア膜電位を増加させることを認めた。また、本研究では、CLリモデリング酵素の発現がPGC-1αにより増加すること、この遺伝子をノックダウンさせたC2C12細胞では、CL (18:2)4量が減少し、筋管形成への影響が認められた。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Distinct roles of Zmynd17 and PGC1α in mitochondrial quality control and biogenesis in skeletal muscle.2019
Author(s)
Yoshioka, K., Fujita, R., Seko, D., Suematsu, T., Miura, S., and Ono, Y.
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Journal Title
Front Cell Dev Biol
Volume: 7
Pages: 330-330
DOI
NAID
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Peer Reviewed / Open Access
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