Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
1) H3.3およびそのシャペロンHIRAの自律分散型記憶に対する機能の解明これまでに、H3.3およびHIRAが、H3K27me3を介して遺伝子発現を制御すること、また分化葉細胞の幹細胞化など細胞記憶の書き換えが必要な2つの異なる現象に機能することを明らかにしていた。細胞記憶の書き換えが必要な別の現象であるプロトプラストからの原糸体幹細胞形成について、hira遺伝子欠失株の表現型を観察した結果、野生型と比較してhira欠失株では原糸体幹細胞形成の割合が大幅に減少することを明らかにした。このことから、H3.3およびHIRAは細胞記憶の書き換えに機能するという仮説がさらに裏付けられた。2) H3.3の下流に存在して細胞記憶制御を担う分子の同定H3.3およびHIRAによりH3K27me3を介して抑制される因子の一つとして同定した転写因子SBPについて、分化葉細胞からの幹細胞化に加えて、茎頂部分の茎細胞、造精器、造卵器の成熟にともなう細胞伸長に機能することを明らかにしていた。SBPの下流遺伝子を同定するため、これらの組織を用いて野生株とSBP遺伝子四重欠失株のトランスクリプトーム比較を行った。その結果、Tubulin遺伝子が共通に発現変動する因子として得られた。このTubulin遺伝子の過剰発現株においては、分化葉細胞からの幹細胞化が著しく抑制されたことから、少なくとも幹細胞化に関するSBPの下流遺伝子はTubulinであることが分かった。3) H3.3局在を解明する新規イメージング法の確立H3.3-YFP株は細胞核における蛍光が特に強く、H3.3の局在観察だけでなく新規イメージング法の確立にも有用であることがわかった。この株を用いて、1枚の2次元画像から3次元情報を再生するディジタルホログラフィーを顕微鏡に適用した新規イメージング法を確立し、組織におけるH3.3-YFPの3次元局在を解明することに成功した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2020 2019 2018 Other
All Int'l Joint Research (5 results) Journal Article (5 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results, Peer Reviewed: 5 results, Open Access: 5 results) Presentation (6 results) (of which Int'l Joint Research: 3 results, Invited: 2 results) Remarks (8 results) Funded Workshop (1 results)
Current Biology
Volume: in press Issue: 12 Pages: 2312-2320
10.1016/j.cub.2020.04.051
Scientific Reports
Volume: 10 Issue: 1 Pages: 7580-7580
10.1038/s41598-020-64028-x
120006882492
Journal of Biomedical Optics
Volume: 25 Issue: 03 Pages: 032010-032010
10.1117/1.jbo.25.3.032010
120007017120
Nature Plants
Volume: 5 Issue: 7 Pages: 681-690
10.1038/s41477-019-0464-2
Nucleic Acid Research
Volume: in press Issue: 9 Pages: 4539-4553
10.1093/nar/gkz181
https://www.utsunomiya-u.ac.jp/grdc/agricultural/light_engineering.html
http://www.eng.utsunomiya-u.ac.jp/course/material-and-environmental-chemistry-course/
http://myosj.or.jp/group/
https://bsj.or.jp/jpn/general/bsj-review-10th/BSJ-review_10th_Tamada.pdf
http://www.nibb.ac.jp/sections/evolutionary_biology_and_biodiversity/hasebe/
http://www.nibb.ac.jp/evodevo/
https://lsj-nenkai.net/comittiee/program_exective/
https://spie.org/TSL/conferencedetails/biomedical-imaging-and-sensing-conference