Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
1) 全盲者における聴覚・触覚におけるマルチモーダル知覚に関する調査・応用:大きく,視覚障害者向けマップビューアの開発と,触覚ディスプレイを内蔵したゲームコントローラTactConとインクルーシブゲームの開発および博物館での展示評価とを実施した.後者においては,ゲームプレイの巧緻性を既存インタフェースを利用した場合と比較評価した.なお,TactConは,ゲームパッドの両肩部に32chのピンマトリクスディスプレイを取り付けたものである.結果より,TactConを用いたプレイヤーのクリア率が最も高かった.また,クリアした者において,ステージ要素ごとの所要時間を用いて,項目反応理論で標準スコア化したもので評価した結果,やはりTactConを用いた者が最も早いという結果となった.さらに,この項目反応理論を用いた手法と,線形計画法を組み合わせる事で,評価用ステージの最適化手法を提案・評価した.2) 視覚障害者の聴覚による感覚代行に関する解説記事の執筆:視覚障害者に報告される独自の知覚系の他,感覚代行システムに関する研究をレビューした.3) 全盲者が聴覚的に感じる空間に関する知覚の分析・提示システムの開発:全盲者の音源定位能力を活かして二次元パタンを提示するスピーカマトリクスの開発において,定位しやすい音源がホワイトノイズである点を明らかにした.ただし,二次元パタン上の角を強調する場合,パルス列を提示する方が良い可能性も示した.この他,全盲者が障害物の存在感・距離感を知覚する際,両耳聴および頭部回転運動が寄与しうるかを調査・分析した.この際,障害物の距離・幅を制御した.分散分析の結果より,存在感に関して,両耳聴/単耳聴・頭部回転運動,障害物の幅・距離すべてで有意な主効果が確認された.一方で,距離感については,両耳聴/単耳聴,障害物の幅・距離の3要因で有意な主効果が確認された.
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021 2020 2019 2018
All Journal Article (6 results) (of which Peer Reviewed: 5 results, Open Access: 4 results) Presentation (6 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)
THE JOURNAL OF THE ACOUSTICAL SOCIETY OF JAPAN
Volume: 77 Issue: 3 Pages: 199-207
10.20697/jasj.77.3_199
130008013947
Transactions of the Virtual Reality Society of Japan
Volume: 25 Issue: 3 Pages: 228-231
10.18974/tvrsj.25.3_228
130007920719
Journal of Technology and Person with Disabilities
Volume: 8 Pages: 170-195
Volume: 8 Pages: 82-103
Proceedings of the ACM on Interactive, Mobile, Wearable and Ubiquitous Technologies
Volume: 4 Issue: 4 Pages: 1-30
10.1145/3432702
Lecture Notes in Computer Science
Volume: 10897 Pages: 246-249
10.1007/978-3-319-94274-2_34