Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では精神疾患モデル動物のデータと健常動物のデータをマルチスケールに比較する事を目指している。本研究で用いる方法の第一の基盤は、申請者が米国において育成したマイクロコネクトームの実験-解析系であり、第二の基盤は、申請者が京都大学に異動した後に準備したマイクロコネクトームを全脳3D空間へと高精度に埋め込む手法である。これらの技術基盤の上で、本研究では、健常マウスと精神疾患モデルマウスの違いを脳領域の名前を超えて、脳領域内に埋め込まれている多細胞間の機能的なネットワークのトポロジーの相違としても特徴付ける。
令和元年度にBioRrxivに投稿した単一脳領域における研究が、長い査読を経て、令和2年度の末にPLOS Computational Biologyに受理された(4/8出版)。そのイラストは4月号の表紙を飾った。また、疾患モデルマウスと健常マウスの5-10ペアからのデータ集積を行った。上記の解析方針を、疾患モデルマウスと健常マウスの比較分析を体系的な比較の目的に応用していっており、共同研究者の支援が引き続き得られれば、令和3年度で成果としてまとまるだろう。さらに、令和元年度に出版した埋め込み手法で、同一空間の中に統合したデータが70-80個以上(最終的に使えるデータだけで50個程度)に達してきており、他予算の支えの下で、今後、脳を細胞レベルで全体として理解する研究の発展が期待できる。また、申請者の以前より続けていた翻訳本「脳のネットワーク」がみすず出版社から発刊され、研究分野の啓蒙に貢献すると考えられる。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021 2020 2019 Other
All Int'l Joint Research (1 results) Journal Article (3 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Peer Reviewed: 2 results, Open Access: 2 results) Presentation (5 results) (of which Int'l Joint Research: 4 results) Book (2 results) Remarks (6 results)
PLOS Computational Biology
Volume: 17
120007026450
bioRxiv
Volume: 1208 Pages: 954016-954016
10.1101/2020.02.18.954016
J. Vis. Exp.
Volume: 147 Issue: 147
10.3791/58911
http://shimono-u.net/
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2019/190513_2.html
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1906/25/news032.html
https://www.nationaltribune.com.au/bridging-scales-of-brain/
https://www.miragenews.com/bridging-scales-of-brain/
https://www.hakubi.kyoto-u.ac.jp/pub/267/315/2-3/2