Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
動植物のゲノムでは進化の過程で遺伝子内に大量の転移因子(トランスポゾン)が蓄積されている。興味深いことにこうした遺伝子内転移因子は遺伝子間にある転移因子と同様に、抑制的クロマチン修飾であるヒストンH3K9メチル化やDNAメチル化を受けてヘテロクロマチン化している。しかしながら、転写が活発な遺伝子領域でヘテロクロマチン構造がどのような分子メカニズムで維持されているのか未だ不明な点が多い。本研究では遺伝子領域に存在するヘテロクロマチン制御のメカニズムと、遺伝子発現制御におけるその機能・進化を植物モデルを用いて明らかにすることを目的とする。
研究課題名:植物における遺伝子内ヘテロクロマチンの制御と機能動植物のゲノムでは進化の過程で遺伝子内の非翻訳領域(イントロンやUTR配列)に転移因子(トランスポゾン)が大量に蓄積されている。興味深いことにこうした遺伝子内転移因子(intragenic transposons)は遺伝子間にある転移因子と同様に、抑制的クロマチン修飾であるヒストンH3K9メチル化やDNAメチル化を受けてヘテロクロマチン化している。しかしながら、転写が活発な遺伝子領域のクロマチン環境下でヘテロクロマチン構造がどのような分子メカニズムで維持されているのか 未だ不明な点が多い。本研究計画では遺伝子領域に存在するヘテロクロマチン制御の分子メカニズムと、遺伝子発現制御におけるその機能・進化を植物モデルを用いて明らかにすることを目的としている。2020年度は、シロイヌナズナにおいて遺伝子内ヘテロクロマチンがどのように転写されているかの解析を行った。また、この過程に関与する因子群についての探索を行った。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2020 2019
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results, Open Access: 1 results) Presentation (3 results) (of which Invited: 2 results)
PloS Genetics
Volume: 16