Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
ユビキチン化は、タンパク質分解をはじめとする多彩な細胞機能を調節している。このようなユビキチン化による多様な細胞機能調節は、複雑なユビキチン化様式によって達成されると考えられている。しかし、ユビキチン化タンパク質やその修飾様式を検出・定量するのは難しく、多くの場合、困難を伴う。そこで、本研究では、細胞内におけるユビキチン化タンパク質を簡便かつ効率的に検出する新たな手法を開発することを目的にユビキチン化検出プローブの創製を行う。
ユビキチン化は、タンパク質分解をはじめとする多彩な細胞機能を調節している。このようなユビキチン化は、タンパク質の寿命や細胞内局在、他のタンパク質との相互作用など、タンパク質の状態や機能を制御し、さらには、それに伴う多彩な細胞機能調節をも司る。このようなユビキチン化による多様な細胞機能調節は、複雑なユビキチン化様式によって達成されると考えられている。しかし、ユビキチン化タンパク質やその修飾様式を検出・定量するのは難しく、細胞内のタンパク質が、いつ、どこで、どの程度、どのようなユビキチン化修飾を受けるかを的確に解析するのは、多くの場合、困難を伴う。そこで、本研究では、細胞内におけるユビキチン化タンパク質を簡便かつ効率的に検出する新たな手法を開発することを目的に、ユビキチン化検出プローブの創製を目指し、研究を行った。本年度は、前年度に見出したE1の基質となる可能性のある2種類の化合物の構造活性相関研究とE2存在下における化合物の影響を調べた。その結果、E1に認識されるための一定の構造活性相関があることがわかった。また、E2共存下での反応性をしらべたところ、E2にも基質として認識されている可能性のある分子を見出すことに成功した。また、見出した化合物のプローブ化をするために、構造活性相関情報を基に、ビオチン化体の設計合成も行った。その結果、ビオチン化体の合成に成功した。また、ビオチン化体の活性を調べたところ、E1、E2に基質として認識されていることが示唆された。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021 2020
All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)
ChemMedChem
Volume: - Issue: 10 Pages: 1609-1618
10.1002/cmdc.202000933
Chemical and Pharmaceutical Bulletin
Volume: 68 Issue: 1 Pages: 34-45
10.1248/cpb.c19-00741
130007778877