Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
がん転移などに関与しているエクソソームは、ほぼ全ての細胞種から細胞外に放出されるナノサイズの小胞であり、タンパク質やmiRNAを内包し標的細胞に再び取り込まれることで新たな細胞間コミュニケーションとして働く。しかし、特定タンパク質のエクソソームへの輸送機構の全容は不明であった。申請者は、ユビキチン様タンパク質(UBL3)が、新規翻訳後修飾を担うこと、この修飾がエクソソームへのタンパク質輸送を制御することを見出した(Ageta et al., Nature Commun 2018)。本研究では、UBL3を活用したケモテクノロジーにより、エクソソーム輸送に対するユビキチン関連分子の影響を精査する。