摂動による迅速な翻訳応答を捉えるプロテオームリボソームプロファイリング法の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Transomic Analysis of Metabolic Adaptation |
Project/Area Number |
20H04844
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今見 考志 京都大学, 薬学研究科, 特定研究員 (30528344)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
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Keywords | プロテオミクス / 翻訳 / リボソーム / 新生鎖 / ピューロマイシン / 摂動 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、質量分析装置を用いてリボソーム上で合成されている新生ポリペプチド鎖を大規模にプロファイルするテクノロジー(プロテオームリボソームプロファイリング法)を創出することを目的とする。さらに本法を用いて、従来の総タンパク質を対象としたプロテオーム解析では捉えることが困難であった摂動によって誘導される分オーダーの翻訳応答をモニターし、翻訳レベルでの迅速なタンパク質合成制御機構を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、質量分析装置を用いてリボソーム上で合成されている新生ポリペプチド鎖を大規模にプロファイルするテクノロジー(Uchiyama et al., bioRxiv 2021, pSNAP法: Puromycin- and SILAC-labeling based Nascent Polypeptidome Profilng)と(Uchiyama et al., J. Biochem. 2020, OPP-SILAC法)を開発した。さらに本法を用いて、従来の総タンパク質を対象としたプロテオーム解析では捉えることが困難であった摂動によって誘導される分オーダーの翻訳応答をモニターし、翻訳レベルでの迅速なタンパク質合成制御機構を明らかにした。具体的には、LPSで刺激したマクロファージ細胞の翻訳応答やマウス初代神経細胞の分化過程での翻訳応答を明らかにした。本法は従来よりも安価、簡便(化学標識やリボソームの精製を必要としない)、新生タンパク質と非特異タンパク質を区別することが可能といった特長を有する。今後は、開発した手法を用いてin vivoやex vivoでの翻訳応答を捉えることが可能な技術に拡張していく予定である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(21 results)