Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
意図共有するためには、他者の視点に立って、相手の感情を理解する必要がある。このように相手の感情を理解する必要がある行動の1つに、社会行動が知られている。本研究の目的は、社会行動課題の構築と、社会行動課題実行時のin vivoカルシウムイメージングをおこない、社会行動実行時の神経基盤を解明することである。
意図共有するためには、他者の視点に立って、相手の感情を理解する必要がある。このように相手の感情を理解する必要がある行動の1つに、社会行動が知られている。本研究の目的は、社会行動課題の構築と、社会行動課題実行時のin vivoカルシウムイメージングをおこない、社会行動実行時の神経基盤を解明することである。神経基盤に関しては、in vivo 2光子カルシウムイメージングの系を用いて明らかにする。神経細胞が興奮する際には、細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇するため、蛍光カルシウムセンサーを神経細胞に遺伝子発現させることによって、神経活動の可視化ができる。in vivo2光子カルシウムイメージングの特徴は、単一細胞レベルで多細胞の神経活動の計測、長期間・同一神経細胞の細胞体での神経活動の計測、樹状突起および軸索での神経活動の計測が可能な点である。本研究では、社会性課題の構築に関しては、公平課題と不公平課題を検討した。公平課題に関しては、胴体を拘束した状態で、2頭のマーモセットで交互にレバー引き課題を行い、報酬はどちらのマーモセットも固形飼料をもらえるようにした。一方、不公平課題では、2頭のマーモセットで交互にレバー引き課題を行い、片方のマーモセットは報酬でマシュマロを、もう一方のマーモセットは固形飼料をもらえるようにした。公平課題と比較し、不公平課題では、成功率が低下した。このことは、マーモセットが不公平を感じている可能性を示唆しており、本年度はさらに、対面するマーモセットがいることが重要なのかどうかを検討した。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2021 2020
All Presentation (3 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Invited: 2 results)