Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
負の情動行動制御におけるストレス情報のベクトルの向きや重みなど多領野の活動連関の制御機構を明らかにする。さらに、複数脳領域の活動パターンによる脳機能制御など脳特有の性質(Emergent properties)の理解を目指す。
精神的ストレスは、ストレス応答機構としての不快情動を惹起し、不安などの情動行動を引き起こす。情動行動は、複数の脳情報の並列処理や同期的活動など、複数の脳領域の活動連関により制御されると考えられる。しかしながら、その詳細は不明である。そこで本課題では、多領野の活動を制御する脳領域のカルシウムイメージングを行った。観察した約20%の細胞の神経活動だけが、不安関連行動の直後に上昇することを見出した。この結果は、不安関連行動の制御に新たな細胞集団が関与する可能性を示しており、探索行動、覚醒レベル、情報処理などの不安応答プロセスにおいて、新たな神経メカニズムの一端を明らかにすることに成功した。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2022 2021
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results, Open Access: 1 results) Presentation (6 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Invited: 2 results)
Science Advances
Volume: 8