細胞外タンパク質の選択的分解経路の分子機構解析
Publicly Offered Research
Project Area | Multimode autophagy: Diverse pathways and selectivity |
Project/Area Number |
20H05312
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
板倉 英祐 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (90754218)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥8,970,000 (Direct Cost: ¥6,900,000、Indirect Cost: ¥2,070,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2020: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
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Keywords | シャペロン / 細胞外異常タンパク質 / タンパク質分解 / 細胞外タンパク質 / 変性タンパク質 |
Outline of Research at the Start |
哺乳類の細胞外(血液・体液)に存在する変性した自己タンパク質を選択的分解するこれまで知られていない新しいタイプのマルチモードオートファジーの解明に迫る。 多細胞生物では細胞外、つまり血液や体液中に分泌された多様な自己タンパク質が機能する。これら細胞外タンパク質は、細胞内と同様に熱ストレスなど様々なストレスを受ける。しかしこの細胞外変性タンパク質が細胞内へ選択的に取込み分解するメカニズムが不明である。本課題では、細胞外の変性タンパク質を選択的に分解する分子機構の解明を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
ほ乳類血液中などの細胞外環境に存在する異常タンパク質を細胞内に取込み分解へ導く選択的分解機構の分子機構の解明を主題に、細胞のもつタンパク質品質管理経路の解析を進めた。細胞外経路には、細胞外シャペロンが異常タンパク質を認識するステップと、その細胞外シャペロンと異常タンパク質の複合体を細胞表面で受容体が認識するステップが存在するが、その認識に関わる分子機構は不明である。ヘパラン硫酸受容体がテザリング因子としての細胞表面受容体の一つと考えられるが、さらに別の受容体タンパク質によって細胞表面で認識されると予想された。 今年度は、細胞外シャペロン受容体候補の機能解析を続けた。細胞外シャペロンの受容体としてだけでなく、普遍的なタンパク質取込み分解能についての関与も新たに判明した。このことは、細胞外のタンパク質を細胞表面でランダム認識+リソソーム分解するシステムが備わっていることが示唆された。さらに詳細な機能から、新しい分解システムの解明が期待できる。 また細胞内シャペロン複合体のオートファジー分解に関するストレス応答経路や、ミトコンドリアのストレスセンサーのモニター系が構築でき、各自別々に結果を取りまとめ発表した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)