Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
コンドロイチン硫酸(CS)合成酵素T1を遺伝学的に破壊したマウスは、緩やかな再生環境整備により顕著な神経損傷後回復能を示した。さらに慶應大・医・柚崎らによるシナプスコネクターによりde novo な積極的シナプス誘導と急激な初期生理機能回復を認めている。この初期回復が劇的なシナプスコネクターとT1KO(KD)の融合により、既存を凌駕する超回復システムを確立する。その生理的な機能回復を明確に評価できる系を、AI学習による機能定量系で構築する。これまでのマウス生理回復を、高等動物に外挿可能なハイスループット系として確立し、神経損傷後回復過程での超適応を捉え応用に繋げることを目指す。
シナプスコネクトと再生阻害環境制御という2つのコンセプトの融合を図り、リハビリテーション効果を加えることによる、神経損傷からの超適応機能を目的とする。現時点までに、シナプスコネクターによる人為的神経回路再編への介入で、脊髄損傷でこれまで困難とされていた亜急性期の生理機能回復の可能性を示した(Science 2020)。さらに損傷後の再生阻害因子であるコンドロイチン硫酸(CS)発現を抑える核酸医薬候補のスクリーニングを進め、前段のシナプスコネクターとの薬剤併用による超回復を狙えるようになった。これらを組合わせた回復モデルを作成し、動物行動解析のためのDeepLabCutなどを駆使したAI運動解析を進展させている。機能回復に伴う運動機能回復の微細な要素抽出を進めることが出来た。シナプスコネクターによる損傷後回復が、我々の想定を超えた亜急性期にも効果があり、実際のヒト治療可能性を含めた超回復モデルが可能となったことは大きい。これらを踏まえて、B02班との班内共同研究として損傷後慢性期でのAIも含めた運動歩行解析が導入できた。A05班内での新たな共同研究も開始し、超適応に向けた基盤技術の融合を進めることが出来た。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2022 2021 2020 2018 Other
All Int'l Joint Research (4 results) Journal Article (5 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results, Peer Reviewed: 5 results, Open Access: 4 results) Presentation (6 results) (of which Invited: 1 results) Remarks (2 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results) (of which Overseas: 1 results)
Cell Tissue Res .
Volume: 388(1) Issue: 1 Pages: 133-148
10.1007/s00441-022-03575-3
PLos One
Volume: 16(6) Issue: 6 Pages: e0252590-e0252590
10.1371/journal.pone.0252590
Glycobiology
Volume: 31 Issue: 3 Pages: 260-265
10.1093/glycob/cwaa072
Science
Volume: 369 Issue: 6507 Pages: 1074-1091
10.1126/science.abb4853
Cerebral Cortex
Volume: 160 Issue: 9 Pages: 721-721
10.1093/cercor/bhy253
https://www.take-lab.org/