Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
近年のゲノム解析技術の進歩により、微生物の遺伝子情報を網羅的に取得することが可能となってきた。この中には、ゲノム編集技術の基盤遺伝子であるCas9タンパク質など、人類にとって有用であると考えられる遺伝子が多く含まれていると考えられるが、取得された遺伝子情報の大多数は機能未知であるという問題点がある。本研究では、機能未知遺伝子の機能を推定するために、逆イジングモデル法という機械学習技術を利用した高精度なソフトウェアを開発することを研究目的とする。
本研究計画は、機能未知遺伝子の機能を高精度に予測する手法として、 (1) 逆イジング法を用いた高精度系統プロファイル法を開発する (2) ゲノムデータに付 随するメタデータを統合的に解析するための逆イジングモデル法の技術的拡張、 という 2 点について研究を行うことを目的としていた。これまでのところ、(1-2)ゲノム進化史を高速・高精度に推定するソフトウェアMirage ver1およびver2、(3)逆イジング法による系統プロファイル法の高性能化の 実証およびMirageとの統合について研究をまとめ、既に論文を報告している。現在、開発したソフトウェアをシアノバクテリアのゲノムデータに適用すること で、フィコビリソームに関与する機能未知遺伝子の機能解析を行う研究に取り組んでいる。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2022 2021
All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 4 results, Open Access: 4 results)
Bioinformatics
Volume: 38 Issue: 7 Pages: 1794-1800
10.1093/bioinformatics/btac034
Volume: 38 Issue: 16 Pages: 4039-4041
10.1093/bioinformatics/btac433
Bioinformatics Advances
Volume: 2 Issue: 1
10.1093/bioadv/vbac078
Volume: 1 Issue: 1
10.1093/bioadv/vbab014