最新情報技術を活用した超大規模天文データ検索解析機構の研究開発
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013048
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
大石 雅寿 (大石 雅壽) 国立天文台, 天文データセンター, 准教授 (00183757)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥7,400,000 (Direct Cost: ¥7,400,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2009: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
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Keywords | 天文 / 多波長天文学 / データベース / コンテンツ・アーカイブ / 情報基盤システム |
Research Abstract |
国立天文台では世界中に分散する天文データベースを高速ネットワークを介して連携させ,多波長・超大量の天文データを活用した天文学研究基盤となるヴァーチャル天文台(JVO)構築を進めてきた。2008年3月から他国VOとの相互連携したデータサービス機能の本格運用を開始した(http://jvo.nao.ac.jp/portal/)。現在国立天文台のすばるのデータをはじめとして世界中の10000以上の天文資源への透過的なアクセスが可能となっている。そして,JVOから取得できるデータを用いた学術論文も生み出されるようになった(Shirasaki et al., PASJ, 63S, 469(2011))。 今年度は,天球面上に検索可能天体のメタデータ情報を表示し,選択したメタデータが示すデータ本体を検索できる機能を,Google Sky APIを利用して実装、さらに,このように検索した大量データから有益な情報を迅速に引き出すために必要な並列データ解析システムをHadoopを利用して実装した。当該システムは単一CPUで処理する場合に比べて約60倍の速度で解析できる性能を誇る。さらに並列解析システムについてはその性能評価も実施し、HDFSへのアクセス効率を考慮したデータ配置を行うことが性能向上に効果的であることを明らかにした。本知見は、大量の天文データの解析処理のみならず他の科学分野におけるデータ中心型研究を推進する上でも重要な点である。 今後は,選択された広い天域に対する検索などを,並列処理により実現し,容易に多波長天文学・データベース天文学研究を実現することを目指してゆく。
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Report
(2 results)
Research Products
(78 results)
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[Journal Article] Early Science Result from the Japanese Virtual Observatory : AGN and Galaxy Clustering at z=0.3 to 3.02011
Author(s)
Shirasaki, Y., Tanaka, M., Ohishi, M., Mizumoto, Y., Yasuda, N., Takata, T.
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Journal Title
Publications of the Astronomical Society of Japan
Volume: 63, SP1
Pages: 469-491
NAID
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[Presentation] Japanese Virtual Observatory(JVO)の研究開発-2009年度全体進捗2010
Author(s)
大石雅寿, 水本好彦, 白崎裕治, 小宮悠, 大江将史, 田中昌宏, 安田直樹, 増永良文, 石原康秀, 谷中洋司, 他
Organizer
日本天文学会2010年秋季年会
Place of Presentation
広島
Year and Date
2010-03-26
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[Presentation] Japanese Virtual Observatory(JVO)の研究開発-新規機能デモ2010
Author(s)
小宮悠, 白崎裕治, 大石雅寿, 水本好彦, 大江将史, 田中昌宏, 安田直樹, 増永良文, 石原康秀, 谷中洋司, 他
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