Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
本年度は、実際に市場分析に応用するために必要な金融テキストマイニング手法のシステム化および英語の経済テキストを対象とした分析に使用できるように手法の拡張を行った。「複合名詞の抽出」と「一回のみ抽出単語の削除」により、市場分析時における英語の重要語と不要語リストの作成、単語グループ作成や回帰分析時のパラメータの調整を行った。英国中央銀行の金融政策委員会を対象に英国国債金利の予測を行った結果、従来のテキストマイニング手法をそのまま英語テキストに適用した場合に比べて、運用テストの成績が大幅に改善された。2008年の1月~12月で運用テストを行った結果、従来の手法での成績は、運用手法1を用いた場合、英国債1年物が58bp、2年物が-131.5bp、5年物が-90.78bp、10年物が-38.8bpであった(1bp=0.01%)。一方、拡張した手法では、運用手法1を用いた場合、1年物が193.37bp、2年物が80.55bp、5年物が104.22bp、10年物が71bpであり、どの市場もプラスの運用テスト結果となった。また、テクニカル指標に基づく取引戦略の分析をサポートするために強化学習を用いて取引戦略を獲得することを目的として、強化学習を用いた金融市場取引戦略を分析するシステムを開発した。獲得された取引戦略を銀行に勤務する実務家に評価してもらったところ、この戦略はテクニカル分析の教科書に載っている取引戦略とは異なり,金利上昇時と金利下降時で行動が非対称となっているが、市場参加者が一般的に持っている感覚と同様の知見であることが確認された。
All 2011 2010 2009
All Journal Article (11 results) (of which Peer Reviewed: 10 results) Presentation (16 results)
人工知能学会論文誌
Volume: 26 Pages: 313-317
130000455380
Volume: 26 Pages: 208-216
130000455370
Volume: 26 Pages: 330-334
130000455383
Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics
Volume: 13 Pages: 691-696
Volume: 25 Pages: 383-387
130000259089
Practical Multi-Agent Systems Studies in Computational Intelligence
Volume: 325 Pages: 217-232
Volume: 325 Pages: 201-215
Evolutionary and Institutional Economics Review
Volume: 7 Pages: 113-132
人工知能学会誌 24
Pages: 408-415
Pages: 796-803
Journal of Advanced Computational Intelligence and Intelligent Informatics 13
Pages: 691-696