Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
矮小銀河にガンマ線バーストが多く出現するという観測結果が得られている。ガンマ線バーストの母天体と考えられているIc型超新星の爆発が非球対称であることに着目し、この点を考慮に入れた化学進化計算によって綾小銀河の化学進化モデルの構築を行った。軸対称超新星爆発の流体力学的計算を試験的にある特定の質量の星について行い、爆発時の元素合成計算も大規模核反応ネットワークを数値的に積分し行った。これによって各方向にどのような組成の物質が放出されるのかを爆発のエネルギーと異方性を表すパラメータ毎に計算することができる様になった。このモデルから得られた知見をもとに速度の速い物質は矮小銀河からも飛び出して、次世代の恒星の形成には関わらないとし、速度の遅い物質の組成のみ次世代の恒星に受け継がれるとして簡単なone-zone化学進化モデルを計算し、大マゼラン雲の恒星の表面組成と比較した。その結果、これまで謎とされて来たカルシウムの少ない恒星が非球対称な爆発を起した超新星の影響を受けている可能性を指摘した。
All 2011 2010 2009
All Journal Article (11 results) (of which Peer Reviewed: 7 results) Presentation (3 results)
The Astrophysical Journal Letters
Volume: 723
AIP Conference Proceedings
Volume: 1279 Pages: 424-426
Volume: 1279 Pages: 415-417
The Astrophysical Journal
Volume: 719 Pages: 881-889
Volume: 718
Volume: 1269 Pages: 309-314
Volume: 717
Proceedings of the International Astronomical Union, IAU Symposium
Volume: 268 Pages: 463-468
Journal of Computational Physics 229
Pages: 1643-1660
Physical Review D 81
The Astrophysical Journal Letters 700