Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
1.ペチュニア花粉および花粉管の発現遺伝子の解析ペチュニア花粉・花粉管由来の732個のcDNAクローンを用いたマイクロアレイを作製した。これを用いて、花粉・花粉管における遺伝子発現解析を行い、主なものについては定量PCRを行った。これらのうち、花粉管で遺伝子発現量が大きく増大した遺伝子はなく、「花粉管では新たに遺伝子発現は起こらない」という1970年代の仮説を支持する結果となった。2.花粉管伸長時に盛んに合成されるペクチンの生合成機構花粉管伸長時に盛んに合成される、細胞壁成分ペクチンの主鎖を合成するポリガラクツロン酸合成酵素の精製を試みている。この酵素は膜タンパク質で、精製するには植物材料から可溶化できる酵素量が少ないため、精製が達成されていない。リボヌクレアーゼ存在下で植物材料からタンパク質を抽出すると2.1倍量の本酵素を可溶化できることを見いだした。また、界面活性剤を含む可溶化緩衝液にポリアミン、アルキルアミン、あるいは塩基性アミノ酸を添加すると、従来法の4~5倍の本酵素を可溶化することができた。これらの方法は膜タンパク質効率的調製法として一般的に使えることを報告した。次いで、アルギニン存在下でイオン交換クロマトグラフィーおよび限外ろ過を行うと、膜タンパク質の収率が向上した。膜タンパク質の凝集を抑えることで、収率が改善されたと考えられる。これらの膜タンパク質の可溶化・精製法の条件を生かして、本酵素の精製を試みた。本酵素活性に対応するタンパク質バンドを見いだした。
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Protein Science
Volume: 19 Pages: 486-493
Plant and Cell Physiology
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http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/kajihara/ishimizu/top.html