Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
1.微小管重合核複合体の動態をγチューブリン複合体構成タンパク質GCP2およびGCP3を用いてライブイメージング解析することにより、植物間期細胞の表層微小管の形成過程を観察した。微小管切断タンパク質カタニンにより新規に重合した微小管がそのマイナス端で切り離される過程を、蛍光標識カタニンを使って解析した結果と合わせて、国際細胞生物学誌に発表した。重合核が既存の表層微小管側部との相互作用で安定化された際に、重合活性が増大すること、娘微小管がカタニンにより切り離されたり、プラス端からの脱重合により消失した場合には、重合核は不安定となり、親微小管側部から乖離すること、などを含む表層微小管重合核のリサイクリングモデルを提唱した。2.新規の微小管付随タンパク質および微小管重合核複合体構成因子を同定するために、アラビドプシス培養細胞から調整した細胞質に富むプロトプラストから微小管結合性タンパク質を濃縮し、その中から微小管結合性新規タンパク質候補を多数同定した。GFP融合タンパク質をmCherry微小管標識マーカーと共にアラビドプシス細胞で一過的に発現させたところ、複数のタンパク質が表層微小管に局在した。特に、ひとつの候補因子は表層微小管の重合開始点に局在することが判明した。現在、これらの微小管局在タンパク質遺伝子のT-DNA挿入変異株の表現形を解析している。
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http://bsw3.naist.jp/hashimoto/hashimoto.html