ゼブラフィッシュ精子形成変異体の原因遺伝子の単離とその機能解析
Publicly Offered Research
Project Area | The germline: its developmental cycle and epigenome network |
Project/Area Number |
21028024
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
酒井 則良 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 准教授 (50202081)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
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Keywords | ゼブラフィッシュ / 精子形成 / 突然変異体 / 減数分裂 / ポジショナルクローニング / 精原細胞培養系 / 精原幹細胞 / 雄生殖細胞培養系 / ライディッヒ細胞 / セルトリ細胞 |
Research Abstract |
ゼブラフィッシュ精子形成の発達段階のマーカーとしてPlzf, CyclinB3, Sycp3に対する抗体を作製し、それらを用いて精細胞への分化が認められない突然変異体its, isa, imoの3系統を解析した。その結果、3系統ともに精原細胞までは異常が認められず、itsは精母細胞の第一減数分裂前期の開始が異常となること、isaとimoはレプトテン期の発達が異常になることがわかった。つぎに、セルトリ細胞株をフィーダーとしてこれらの精巣細胞を培養したところ、これら3つの変異体の異常は生殖細胞そのものの異常であることが示唆された。原因遺伝子のマッピングを行った結果、its遺伝子は23番染色体、isa遺伝子は6番染色体、imo遺伝子は24番染色体に存在することが明らかとなった。さらに詳細なマッピングを進め、予想される領域内の遺伝子コード領域の塩基配列を決定したところ、isa変異体の1つの遺伝子にナンセンス変異が見つかった。これまでに調べた変異体52匹のすべてにこのナンセンス変異が認められている。現在、この変異体の正常遺伝子導入による救済実験とその遺伝子の機能解析を進めているところである。併行して、精原幹細胞の増殖や分化が異常となる変異体の解析を目的に、ゼブラフィッシュの精原幹細胞移植法の確立を進めた。解離した精巣細胞を再凝集させて皮下移植したところ、精巣組織が再構築され精子形成が進むことが認められた。そこで、標識した精原幹細胞を再集合塊に混ぜて移植したところ、標識精原幹細胞はセルトリ細胞に囲まれ、自己再生と分化が起こることが認められた。少数の精原幹細胞でも移植可能であり、今後の精原幹細胞解析に有効な移植法を確立できたものと考えている。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)