Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では、ソフト界面を介する細胞内外輸送現象を1細胞レベルで定量的に解析する手法を開発し、それらを組合せ、遺伝子導入やドラッグデリバリーのメカニズム解明と効高率化に貢献することを目標とする。本年度は、上皮成長因子受容体(EGFR)-EGF結合を介するエンドサイトーシス過程を追跡する。(1)電気化学イメージングによるエンドサイトーシスのリアルタイムモニタリング:昨年度に引き続き、生細胞の膜表面に存在する上皮成長因子受容体(EGFR)の電気化学イメージングを検討した。生細胞電気化学イメージングから、メナジオンや酸素の細胞内反応・細胞膜透過現象を評価した。金ナノ粒子をプローブとしてEGFRを免疫標識し、光散乱に基づき細胞の内外を識別可能かどうか基礎的検討を実施した。我々が独自に開発した電気化学多点計測デバイスのスループットを大輻に改善・改良できた。(2)パッチクランプ法:イオン電流をプローブ-サンプル間距離制御に用いるSICM(scanning ion-conductance microscopy)により、単一細胞の形状-電気化学同時イメージングに成功した。電気化学イメージングを可能とする複数タイプのナノプローブを試作し、白金電極に加えて炭素電極タイププロープの開発に成功した。マクロファージに着目し、マクロファージ活性化因子の添加に伴う、形態変化,膜容量変化・活性酸素産生能の同時評価を実施した。(3)PCRに基づく核酸分析法(1cell RT-PCR):ブローブを改良し1細胞ごとのmRNA回収定量を実施した。アルカリホスファターゼをモデルタンパク質として、回収したタンパク質の酵素活性を電気化学的に評価する流体デバイスの開発を実施した。
All 2011 2010 2009
All Journal Article (13 results) (of which Peer Reviewed: 13 results) Presentation (7 results)
Lab Chip
Volume: 11 Pages: 385-388
Electroanalysis
Volume: 23(印刷中)
Electrochimica Acta
Volume: 55 Pages: 8623-8627
Phys.Chem.Chem.Phys.
Volume: 12 Pages: 10012-10017
J.Am.Chem.Soc.
Volume: 132(29) Pages: 10118-10126
Electrochimica Acta 55(印刷中)
Electrochemistry 78
Pages: 122-125
130002150571
Pages: 175-177
Talanta 81
Pages: 657-663
Biosens.Bloelectron 25
Pages: 1723-1728
Chem.Commun. 46
Pages: 559-561
Pages: 243-245
Anal.Chem. 81
Pages: 2785-2790