産業連関分析モデルを活用したサンゴ礁-人間共生系の環境経済学的研究
Publicly Offered Research
Project Area | Coral Reef Science for Symbiosis and Coexistence of Human and Ecosystem under Combined Stresses |
Project/Area Number |
21121504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
王 在よし 立正大学, 経済学部, 教授 (60296762)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2010: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2009: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 産業連関表 / 石垣市 / 八重山地域 / 産業構造 / サンゴ礁 / 経済効果 / サンゴ礁観光 / サンゴ礁保全 / 石垣市産業連関表 / 観光資源 |
Research Abstract |
本年度(22年度)における本研究では、昨年度(21年度)で試作した『2005年石垣市産業連関表』(80年部門・地域内表)に基づいて『2005年石垣市産業連関表』基本表(404部門・地域内表)を作成した。そのうえで『2005年八重山地域産業連関表』基本表(404部門・地域内表)をも作成した。この大型データ・ベースを用いて石垣市を中心とする八重山地域(石垣島、竹富島、西表島)の産業構造の形状を計量的に明らかにした。これによって「自然」に基づいて形成された八重山地域経済の特徴が析出されている。サンゴ礁の保全について、石垣市が行ったサンゴ移植の工事を例にとりサンゴ礁保全に関するデータを整理し、保全工事の実施によって八重山地域にもたらされる経済効果を「費用と便益」の観点から計量分析した。サンゴ礁観光旅行については、沖縄県の観光調査資料に基づいてサンゴ礁観光の関連データを整備し、八重山地域におけるサンゴ礁を観光資源とする観光旅行がもたらす費用と便益を明らかにしている。 本年度の研究では、データ作成やデータ精査などの過程において沖縄県統計課、沖縄県八重山事務所、石垣市役所などから多大な協力を得ている。例えば、研究対象地域を計画当初の「石垣市」から「八重山地域」に拡張したのも現地有識者の意見に基づいた変更である。なお、『2005年八重山地域産業連関表』と成果報告書を本研究の研究成果として沖縄県の関係者にも寄贈している。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)