• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

反電子ニュートリノ精密観測のための13C(a,n)16O反応断面積測定

Publicly Offered Research

Project AreaExploration of Particle Physics and Cosmology with Neutrinos
Project/Area Number 21H00061
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Science and Engineering
Research InstitutionNational Institutes for Quantum Science and Technology (2022)
Tohoku University (2021)

Principal Investigator

小原 脩平  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 次世代放射光施設整備開発センター, 技術員 (70834711)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2023-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywordsアルファ線 / ニュートリノ
Outline of Research at the Start

近年発達してきた反電子ニュートリノの測定手法によって, 原子炉ニュートリノ振動や地球ニュートリノ観測が行われているが, その背景事象の一つである13C(α,n)16O反応の一部において, 反応断面積の見積もり間違いが指摘されはじめている. しかし実験データがカムランド検出器での線源測定のみしかなく, 議論がある. そのため本研究では独立に上記反応の反応断面積の測定を試みる.
13Cにα線を当てた際に出てくる陽電子がすぐに対消滅する511keVガンマ線信号を用いて事象選定を行い, 上記反応を求める.
最終的にはカムランドにおける反電子ニュートリノ観測へ適用し, 高精度でのニュートリノ測定を行う.

Outline of Annual Research Achievements

Geant4およびPHITSシミュレーションを用いて241Amのアルファ線の最大エネルギーが210Poのアルファ線のエネルギー(約5.3 MeV)と同等になるような、空気中の飛距離を求め、3Dプリンタを用いてコリメータおよび線源固定用のジグを作成した。また本実験では長期間の連続測定が必要なため、遠隔での測定が可能なシステムの構築や、実験場所の周囲の環境をモニタし、変化を抑えるために環境測定機器を増強した。
241Am線源を置いてアルファ線を13Cに当てる測定も行ったが、現在まで有意な信号は検出されていない。最終的に反応断面積を計算する際には5.3 MeVに届かないエネルギーについても、13Cに当たっているアルファ線のエネルギー分布を考慮する必要があるため、別途エネルギーを確認する必要があるが、まだ測定には至っていない。
22Na線源と鉄板を用いて擬似的に探索信号と同様の対消滅ガンマ線を発生させ、測定器の応答確認を試みたが、想定よりもトリガーレートが低い状態になっている。本実験では十分な統計量が必要なため、原因の調査・究明を進めるとともに、並行して線源ありなしを比較しながらデータ取得を続けている。今後得られたデータ解析も進めるが、現在のトリガーレートでは必要な感度に至っていないため、継続してデータを取得し、統計量を増やすことも検討している。現在は2本のNaI検出器のみで測定しているところ、これを複数台用いて検出立体角を増やすことでも統計量を増やすことが可能であることから、対応を検討している。

Research Progress Status

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Report

(2 results)
  • 2022 Annual Research Report
  • 2021 Annual Research Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi