Publicly
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
12C標的にK-中間子ビームを照射し、陽子を測定する12C(K-, p)反応を用いる。ビームラインスペクトロメータでK-ビームの運動量を、KURAMAスペクトロメータで散乱陽子の運動量をそれぞれ測定する。加えて、独自に開発した標的内蔵型のTime Projection Chamber「HypTPC」を用いて、崩壊荷電粒子を同時検出する。この反応では、12C標的中で起こるFragment反応を通じて、K-pp核、K-ppp核が生成されると考えられ、本研究では、それぞれΛ+p、Λ+p+p をHypTPCで測定し、その不変質量を求めることで、K-pp 核及びK-ppp 核を探索する。