Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、脳内のストレス応答性神経細胞が、どのようにして不安様行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにする。そして、これまで明らかにされていないストレス情報のベクトルの向きや重みなどを解読し、ストレス性精神疾患の病態を創出する最小パーツの理解に貢献する。
本課題では、分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、前障の「ストレス応答性神経細胞」が、どのようにして不安関連行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにすることを目指した。本年度は、昨年度までに同定した分子マーカーを用いて、自由行動下の細胞種特異的なカルシウムイメージングを実施した。その結果、ストレス前後において、不安レベルが高い場所に存在する時の活動頻度が増加することを見出した。また、脳全体のストレス神経回路構造と前障との関係を明らかにするため、脳のストレス応答性神経細胞のうち前障に投射する細胞の全脳マッピングを実施した。その結果、両側の扁桃体基底外側核および内側前頭前皮質から情報を得ていることを見出した。また、前頭前皮質には、前障および扁桃体基底外側核の両方に投射するcorateralな細胞が一定数存在することも見出した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2022 2021
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results, Open Access: 1 results) Presentation (5 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Invited: 2 results)
Science Advances
Volume: 8 Issue: 11
10.1126/sciadv.abi6375