Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
大きなストレスを体験し一時的に鬱的状況に陥っても、ヒトは時間と共に適応回復し、健康的状態に戻ることができる。本研究はストレスからの適応・回復能力であるレジリエンスを司る脳内ネットワークを、ヒトfMRI(機能的磁気共鳴画像法)とEEG(脳波)の同時計測を用いた網羅的探索によって明らかにする。実験では参加者に軽微なストレスを負荷後、fMRIとEEG、複数の生理指標(心拍・呼吸・瞳孔・コルチゾール・α アミラーゼ)を約90分間計測し、レジリエンスの個人差に対応した神経生理学的特徴を発見する。さらに機械学習を用いたfMRIとEEGの情報統合により、ヒト非侵襲的に高時空間分解能の神経動態解析を実現する。