Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
釣り糸などに用いられているポリマー繊維をねじってコイル状に加工したアクチュエーターは、その表面を金属コートすることでデバイス化され、通電すると加熱されて収縮し、通電を止めると自然冷却して再び伸長する。本研究代表者らは、このような伸縮過程における高分子の振る舞いを、インプロセス計測技術によって解析した。その結果、ラメラ結晶間の連結するタイ分子の伸縮がアクチュエーター性能を支配していることが明らかとなった。本研究では、このタイ分子をより多く含む樹脂材料で繊維状試料を調製し、これをアクチュエーター応用することを目指す。