Exploring the Value and Benefit of Lifelong Nostalgic Memories: Toward "Memory Investments"
Publicly Offered Research
Project Area | Lifelong sciences: Reconceptualization of development and aging in the super aging society |
Project/Area Number |
21H05320
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Research Category |
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Transformative Research Areas, Section (I)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大場 健太郎 東北大学, 加齢医学研究所, 助教 (90612010)
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Project Period (FY) |
2021-09-10 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥10,530,000 (Direct Cost: ¥8,100,000、Indirect Cost: ¥2,430,000)
Fiscal Year 2022: ¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
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Keywords | 懐かしさ / 自伝的推論 / ライフステージ / 回想 / fMRI / 記憶投資 / 自伝的記憶 / 心理社会的発達理論 / 機能的MRI |
Outline of Research at the Start |
懐かしい記憶の回想には様々な心理効果があることが報告されている。心理社会的発達理論を考慮すると、ライフステージの各段階で懐かしい記憶の価値は異なり、異なる心理効果の発現に関与している可能性がある。本研究では、高齢者を対象とし、各ライフステージにおける1)懐かしい記憶を規定する価値概念、2)回想による心理効果の種類や程度、3)懐かしい記憶の価値と心理効果の神経基盤を検討することを目的とする。本研究を通して、ライフステージの各段階で、今の生き方が人生の後半で呈する意味を意識しながら人生をデザインする、“記憶投資”という新たな生涯観の提案に挑戦する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、過去を懐かしく感じる理由の因子構造を明らかにし、その理由が思い出す年代によって異なるかを明らかにすることを目的とした。まず高齢者(n=450)を対象として過去を懐かしむ理由に関する自由記述調査を行い、内容分析を用いて懐かしさの理由リストを作成した(「大変だったが一生懸命頑張った」など43項目)。次に、高齢者を思い出す年代(0~12歳, 13~18歳, 19~29歳, 30~49歳, 50歳~)で群分けし(n=1,000, 各群200)、その年代における最も懐かしい記憶を回想した後に懐かしさの理由リストがどの程度当てはまるかの評定(6段階)を実施した。因子分析の結果、7つの因子(困難の克服, ポジティブ, 自己形成, 無邪気, 感情の揺らぎ(ネガティブからポジティブ), 独自性, 転機)が抽出された。さらに各因子の因子得点を思い出した年代で比較した結果、「困難の克服」因子の関与は幼少期や高齢期に比べ20~40代で高い、「無邪気」因子は幼少期をピークにその後減少していくなど、過去を懐かしむ理由は思い出す年代によって異なることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)