Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
糞便には、その糞便をした生物(ホスト)由来のDNAの他に、腸内細菌由来DNAおよび摂食物由来DNAなどが含まれている。糞便に含まれるDNAを次世代シークエンサー(next generation sequencer:NGS)を用いて網羅的ゲノム解析することにより得られる情報は、その糞便をした生物を取り巻く環境や生態系をも反映している。糞石は、過去の生物の糞便が形状を維持して残存しているものである。糞石ゲノム解析を行うことができれば、過去の環境や生態系の情報をも獲得できる。本研究は、私達の研究グループがもつ古代ゲノム解析技術を応用し、糞石ゲノム解析による摂食物同定法の確立を目指す。