Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では基底状態も励起状態も二重項である発光性ラジカルとして近年注目を集めているトリス(トリクロロフェニル)メチル(TTM)ラジカルをアクセプターとして、種々のドナー骨格を導入した塗布型デバイスに応用可能な新規材料を開発する。特に、材料自身の安定性・発光効率・発光波長に焦点を当てて構造-機能相関を解明する。学術変革領域研究としては領域内の共同研究を通じて二重項エキシトンのダイナミクスや設計指針について従来型の一重項・三重項エキシトンとの包括的理解を進める。
本研究では基底状態も励起状態も二重項である発光性ラジカルとして近年注目を集めているトリス(トリクロロフェニル)メチル(TTM)ラジカルをアクセプターとして、種々のドナー骨格を導入した塗布型デバイスに応用可能な新規材料を開発する。特に、材料自身の安定性・発光効率・発光波長に焦点を当てて構造-機能相関を解明する。学術変革領域研究としては領域内の共同研究を通じて二重項エキシトンのダイナミクスや設計指針について従来型の一重項・三重項エキシトンとの包括的理解を進める。本年度は塗布型材料に適した大きな分子量を持つカルバゾールデンドリマードナーを結合したTTMラジカルを開発して構造-機能相関を解明した。カルバゾールデンドリマーの世代が上昇すると発光が短波長シフトするという挙動について理論面から考察し、物性と合わせて論文を出版した。また、前年に見出していたカルバゾールドナーの共役を広げる設計が光安定性を向上させるという結果についても出版した。カルバゾールドナーへのハロゲン分子の導入効果についても引き続き検討を続けている。合成した新規の発光ラジカルについては有機EL素子の発光層としての展開を検討したが、素子の安定性が低く評価には至らなかった。学術変革領域内で多くの研究がなされている熱活性化遅延蛍光(TADF)分子についても嵩高い末端置換基を持つ新規なカルバゾール-トリアジンデンドリマーを開発して物性評価のための領域内共同研究を行った。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2023 2022 2021 Other
All Int'l Joint Research (3 results) Journal Article (4 results) (of which Int'l Joint Research: 2 results, Peer Reviewed: 4 results, Open Access: 1 results) Presentation (11 results) (of which Int'l Joint Research: 4 results, Invited: 4 results) Remarks (1 results)
Angewandte Chemie International Edition
Volume: - Issue: 28
10.1002/anie.202302550
Advanced Functional Mterials
Volume: - Issue: 35
10.1002/adfm.202302483
Chemical Communications
Volume: 58 Issue: 97 Pages: 13443-13446
10.1039/d2cc04481a
Polymer Chemistry
Volume: 13 Issue: 16 Pages: 2277-2284
10.1039/d2py00255h
https://www.alken-lab.com/