Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
生まれたてのショウジョウバエをEthyl Butyrate (EB)の匂いに曝すと、EB-sensitiveな嗅覚神経 (Or42a ORN)の軸索が縮退するという臨界期にしか起こらない現象が近年発見された。そこで、この系を利用して【1】BioID、RNA-seqを用いた臨界期に関わる分子の探索【2】同定された分子の臨界期における機能の遺伝的解析【3】遺伝子操作による成熟脳の臨界期の獲得、に挑戦する。これらの実験から、神経が臨界期における可塑性を獲得するのに必要十分な分子が同定され、臨界期が終了した神経を臨界期状態に戻し、超可塑性を再獲得できると考えている。