大規模銀河サンプルの巨大データベースによる効率的管理と情報取得方法の確立
Publicly Offered Research
Project Area | Probing the Dark Energy through an Extremely Wide & Deep Survey with Subaru Telescope |
Project/Area Number |
22012007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
高田 唯史 国立天文台, ハワイ観測所, 准教授 (10300708)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥7,700,000 (Direct Cost: ¥7,700,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,900,000)
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Keywords | 大規模深宇宙探査 / 光赤外線天文学 / 天文データベース / 空間インデックス法 / 広視野宇宙探査 / 巨大データベース / 光学赤外線天文学 |
Research Abstract |
本研究では、平成22年度、23年度の2年間にわたって、解析済みデータから抽出された天体の情報を格納・管理し、効率よく利用者に提供するためのデータベース及び情報提供ソフトウェアを開発してきた。平成22年度にHSCの前継機であるすばる望遠鏡SuprimeCamのデータを用いて、必要情報を抽出してデータベース化するという試験的な試みを行い、今年度では、HSCによる大規模探査データ用の天文情報データベースシステムの詳細設計、データベースの構築や、検索及び管理ソフトウェアの開発を行い、探査のサーベイデザインに従う形で、科学的成果を最大限に獲得するための提供情報の種類や情報獲得方法について検討し、可能なものから実装して来た。具体的には、大量データを想定したシミュレーションデータを用いて、60億レコード規模の天体データベースを試作し、高速検索する様々なソフトウェアの開発や、データベースを用いたデータ解析のサポート機能、宇宙探査の各領域毎の達成度を、瞬時に提供するための「達成度マップ機能」の作成である。特にHSCによる宇宙探査は同じ天域を5年間にわたり何度も観測するため、同じ領域のデータを足し上げることで高い信号ノイズ比のデータを獲得できるが、そのためには、足し上げるデータを何百万ものデータの中から高速抽出する必要がある。本研究ではHEALPixと呼ばれる空間インデックス法を用いて各観測データを記述・データベース化し、高速検索を実現した。この機能は並行して行われているHSCデータ解析パイプラインソフトウェアの開発に連動する形で進められ、解析パイプラインの重要な機能の一部となった。また、解析により得られた各観測データの品質情報を用いて、HEALPixインデックス毎に探査の達成度を計算し、「達成度マップ」を作成することに成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)