ORCのリン酸化による、細胞周期制御
Publicly Offered Research
Project Area | Cell Proliferation Control |
Project/Area Number |
22019028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Keio University (2011) Kumamoto University (2010) |
Principal Investigator |
水島 徹 慶應義塾大学, 薬学部, 教授 (00264060)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | ORC / リン酸化 / 細胞周期制御 |
Research Abstract |
以下に述べる二つの方法でOrc2p-Ser188のリン酸化、及びOrc5pのATP結合を調節する因子を同定した。 一つ目の方法は、活性を指標とした蛋白質の精製である。即ち、酵母の核粗抽出液中にOrc2p-Ser188のリン酸化を阻害(促進)する活性、あるいはOrc5pとATPとの結合を阻害(促進)する活性を見いだしたので、その活性を指標にカラムクロマトグラフィーによりその因子を精製した。同定したタンパク質は新規なタンパク質であり、現在その構造決定を行っている。 一方、ORCに結合する因子を網羅的に同定し、その中からOrc2p-Ser188のリン酸化を阻害(促進)する因子、あるいはOrc5pとATPとの結合を阻害(促進)する因子を同定した。我々はyeast two-hybrid法を用いて、ORCに結合する因子の網羅的同定を行った。その結果新規蛋白質も含め、30以上のORCに結合する蛋白質(Orc1p:5個,Orc2p:4個,Orc3p:7個,Orc4p:5個,Orc5p:3個,Orc6p:9個)を発見した。そこでこれらの因子の中から既存の因子とのホモロジーなどを参考にして、Orc2p-Ser188のリン酸化、及びOrc5pのArp結合活性を調節する可能性のある因子を絞り込んだ。次に候補因子を多量発現させた酵母細胞から核粗抽出液を調製し、目的の活性が上昇しているのかを調べるところ、候補因子を複数同定することに成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)