Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
自己免疫疾患の原因は依然不明であり、さらなる病態の解明と治療法の開発が急務である。近年、1)自己免疫疾患の発症にTh17細胞が関与していること、2)IL-21がTh17細胞の自己増殖因子として機能し自己免疫疾患の発症を誘導していること、が報告された。一方本研究者は、IL-21産生細胞を単細胞レベルで同定する細胞内染色法を確立し、IL-21の主要な産生細胞は、Th17細胞ではなく、IL-21産生IL-17非産生T細胞(IL-21産生T細胞)であることを明らかにした(Suto et al.J.Exp.Med.2008)。しかしIL-21産生T細胞の役割およびIL-21産生機構は不明であった。そこで本研究者は、IL-21産生T細胞におけるIL-21産生機構を解析し、(1)IL-21の産生には、STAT3の活性化によるc-Mafの発現誘導が重要であること、(2)C-MafはIL-21のプロモーター領域およびエンハンサー領域に直接結合し転写を増強することを明らかにした。さらにIL-21産生T細胞の抗体産生制御における役割を解析し、(3)IL-21産生T細胞は抗原特異的なIgGの産生誘導に重要な役割を果たすことを明らかにした。また、自己免疫疾患の血清中のIL-21関連miRNAを網羅的に検索し、(4)強皮症患者ではIL-21の産生を抑制することが推定されるmiRNAの発現が著明に低下していることを見出した(論文投稿準備中)。
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