不斉触媒反応集積化による医薬分子合成の革新
Publicly Offered Research
Project Area | Organic Synthesis based on Integration of Chemical Reactions. New Methodologies and New Materials |
Project/Area Number |
22106506
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
金井 求 The University of Tokyo, 薬学研究科(研究院), 教授 (20243264)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2010: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | ソフトメタル触媒 / 求核剤活性化 / 触媒的不斉アルドール反応 / 分子内環化 / 糖 / 連続反応 / 医薬リード / 効率的合成 |
Research Abstract |
連続的結合形成を制御、促進する人工不斉触媒系を創出することによって、構造的に複雑な分子を複数の単純分子から一挙に構築する触媒的不斉合成法の開発を目的とする。特に、非天然糖や非天然アミノ酸など、医薬候補分子の多様性を拡張しうる多官能基性分子の迅速エナンチオ選択的合成法の確立を目指す。本研究を通じて、触媒反応集積の立場から分子合成のトータルでの効率化を追求し、新たな医薬リードの創製および実用供給を実現する。不斉触媒反応集積化の概念を基に、医薬活性機能を有する分子の革新的短工程迅速合成を目指す点が本研究提案の特色である。同時に、反応剤のプレ活性化をおこなわずに付加反応を組み合わせて目的物を構築していく点と、保護基の使用を極力抑える点で、原子効率の高いクリーンな医薬合成を指向している。 本年度は、イノンのアルキン部位とソフトメタル共役Broensted塩基不斉触媒との選択的相互作用を基軸とする求核剤活性化法を見出し、触媒的に反応系内で生成するエノラートのアルデヒドに対する触媒的不斉付加と、引き続くアルドラートの分子内共役付加環化反応を組み合わせて、糖構造の前駆体を一般性高く与える触媒的不斉法の開発を中心に研究を行っている。検討の結果、高いエナンチオ選択性とジアステレオ選択性を発現する条件を見出している。
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Report
(1 results)
Research Products
(25 results)