Fermi GPUを使用した解析パイプラインの構築
Publicly Offered Research
Project Area | The Physical Origin of the Universe viewed through the Cosmic Background Radiation - from Cosmological Inflation to Dark Ages - |
Project/Area Number |
22111510
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
|
Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
片山 伸彦 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (50290854)
|
Project Period (FY) |
2010 – 2011
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
|
Budget Amount *help |
¥10,270,000 (Direct Cost: ¥7,900,000、Indirect Cost: ¥2,370,000)
Fiscal Year 2011: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2010: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
|
Keywords | 素粒子実験 / 宇宙物理 / ハイパーフォーマンスコンピューティング / ハイパーフォーマンス・コンピューティング |
Research Abstract |
本研究の目的は、 (1)計画研究で目指しているQUIET実験とPolarBeaR実験の統合データ解析の為のパイプラインを構築し、CMB Bモード偏光(偏波)発見の為の解析アルゴリズムを開発する事 (2)本領域が次期計画として提案している小型科学衛星LiteBIRDによるCMB Bモード偏光精密測定実験の詳細仕様を科学的側面から検討して策定する事 である。 本年度は、検出感度を最大にする為に、天球を2次元格子に分割した「ピクセル空間(マップ)での最尤法(Maximum Likelihood fit method,以下ピクセル最尤法)」を用いた解析アルゴリズムを開発し、ピクセルサイズ6144のピクセル空間に於いて、3観測周波数を用い、Planck Sky Model(V,1.6.2ただしダストの偏光強度を、最近の観測に合わせて、3倍とした。)による前景放射のモデルを使用してCMB Bモード偏光の観測感度のシミュレーションを行った。その結果、銀河系内のシンクロトロン放射による前景放射の強度の周波数依存性の空間依存性が大きいためにrの観測値に最大で0.002程度、銀河面のマスクを大きくして全天の半分程度を観測する場合には、0.0006程度のバイアスがかかることがわかった。 この結果はAstrophysical journalに掲載された。 更にピクセルサイズを24576,98304に拡大すると、計算量がそれぞれ64,4096倍になる事がわかっているので、GPUを3台搭載したPCを使って3台のGPUを同時に使って計算を行う方法を確立した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(10 results)