イネ科植物におけるアロ認識機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Elucidation of Common Mechanisms for Allogeneic Authentication in Animals and Plants |
Project/Area Number |
22112512
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
掛田 克行 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 教授 (50221867)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2011: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2010: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 自家不和合性 / Hordeum bulbosum / S遺伝子 / バイオアッセイ / 花粉培養 / VIGS |
Research Abstract |
オオムギ野生種(Hordeum bulbosum)は、独立二遺伝子座(SおよびZ)支配の自家不和合性を有している。本研究では、このアロ認識機構の特異性決定因子の一つ、雌ずい側S遺伝子の有力候補HPS10(Hordeum Pistil S-specific 10)の機能証明を目的として、組換えHPS10タンパク質を用いた花粉培養によるin vitroバイオアッセイを行い、HPS10のSハプロタイプ特異的な花粉阻害効果を調査した。本年度は新たに、培地中に雌ずいを浸漬してS、Z因子を滲出させた後、花粉培養を行うことで、in vitroで自家不和合性を再現する実験系を確立した。この雌ずい浸漬培地を用いることでZ因子を補い、さらに組換えHPS10タンパク質(S_3-HPS10-GST融合タンパク質)を花粉発芽培地に添加したところ、S_3ハプロタイプ特異的な花粉発芽阻害効果が認められた。このことから、HPS10が雌ずい側S決定因子として機能することが強く示唆された。さらに、HPS10遺伝子の機能証明アプローチとして、VIGS (Virus-induced gene silencing)法による一過的な発現抑制系についても検討し、オオムギ野生種の開花前後の穎花においてウイルスの感染とVIGSベクター由来の遺伝子発現を確認することができた。また、本年度は新たな花粉側S因子候補の探索を目的として、成熟花粉のプロテオーム解析の予備検討を行った。現段階では、プロテオーム解析に必要なオオムギ野生種の発現配列(EST)情報が既存のデータベースにはほとんどない。このため、S_1およびS_3ハプロタイプの成熟花粉のTotal RNAからcDNAライブラリーの作成を行い、高速シークエンサーを用いたESTデータベース獲得のための基盤整備を行った。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)