Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
申請者が独自に開発したin vivo RNA分解測定系(BRIC法)を活用して、12000種類以上のメッセンジャーRNAと1200種類以上のノンコーディングRNA(合計13000種類以上)について、RNA分解速度を網羅的に測定した。その結果、メッセンジャーRNAの分解速度分布とノンコーディングRNAの分解速度分布は良く似たパターンを示すことを見出した。この発見は、ノンコーディングRNAもメッセンジャーRNAと類似(一部は共通していると予想される)したRNA分解制御を受けていることをしさしている。メッセンジャーRNAの研究から、短寿命メッセンジャーRNAにコードされるタンパク質は一般的に調節性作用を有することから、短寿命ノンコーディングRNAも調節性の機能を持つのではないかという作業仮説を立て、その仮説の検証を本研究で実施した。その結果、短寿命という性質を持つノンコーディングRNA(その多くは核内ノンコーディングRNAであった)を調べることで、新規の調節性ノンコーディングRNAを複数発見した。さらに、このような調節性ノンコーディングRNAのRNA分解速度は外的刺激によって調節されていること(すなわち、RNA分解が制御の標的になっていること)を示した。これら一連の結果は、(1)RNA分解速度の着目することで、新規のノンコーディングRNAを発見するきっかけになること、(2)短寿命ノンコーディングRNAの中には、調節性の機能を持つものが沢山含まれている可能性が高いこと、を示している。本研究で発見された新規の短寿命ノンコーディングRNAには、SLiTという名称を付した。
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All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results) Remarks (2 results)
PloS ONE
Volume: 7 Issue: 4 Pages: e34949-e34949
10.1371/journal.pone.0034949
Genome Res
Volume: (発行中)
RNA
Volume: 18 Issue: 4 Pages: 738-751
10.1261/rna.028639.111
http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/akimitsu/