Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
これまでに我々は、骨芽細胞にmi206を過剰発現することで骨芽細胞の分化が低下すること、さらに骨芽細胞特異的にmi206を過剰発現したトランスジェニックマウスの骨量が著明に減少することから、miRNAが骨芽細胞分化調節に重要であることを見出した。そこで本研究では、(1)骨芽細胞で発現し、その分化調節にかかわるあらたなmiRNAを同定し、遺伝子改変動物を作成し、個体レベルで当該miRNAの生理作用を明らかにすること、また、(2)骨細胞におけるmiRNAの発現を検討し、また骨細胞特異的miRNAトランスジェニックマウスモデルを作成、解析することを通じて、骨リモデリングにおけるmiRNAの生理的意義の統合的理解を目指している。(1)本年度、骨芽細胞分化に過程で発現が変動するmiRNAを同定した。そのうち、分化に伴い発現が低下するmiRNAは骨芽細胞分化に重要な転写因子を標的としていることを見出した。さらに、当該miRNAを骨芽細胞において発現するトランスジェニックマウスを作成し、現在、解析を行っている。(2)骨細胞で発現し、その分化を調節するmiRNAを同定するため、骨細胞特異的プロモーターにより蛍光を発光するトランスジェニックマウスを作成した。現在、同マウスからFACSにより骨細胞を単離し、その遺伝子発現を網羅的に解析している。今後、同様に骨芽細胞特異的なプロモーターの制御下に蛍光を発現するマウスから骨芽細胞を単離し、網羅的に遺伝子発現を解析する予定である。このように当初計画通り、実験は順調に進行している。
All 2011 2010
All Journal Article (4 results) (of which Peer Reviewed: 4 results) Presentation (6 results) Book (3 results)
J Biol Chem
Volume: 285 Pages: 27745-52
J Clin Invest
Volume: 120 Pages: 3455-65
Endocr J
Volume: 57 Pages: 61-72
BioMolecular Concepts
Volume: (In press)