Stem zoneへのシグナルの量的制御による、体軸伸長の分子基盤
Publicly Offered Research
Project Area | Cell Community in early mammalian development |
Project/Area Number |
22116507
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
竹本 龍也 大阪大学, 生命機能研究科, 助教 (30443899)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥17,030,000 (Direct Cost: ¥13,100,000、Indirect Cost: ¥3,930,000)
Fiscal Year 2011: ¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
Fiscal Year 2010: ¥8,710,000 (Direct Cost: ¥6,700,000、Indirect Cost: ¥2,010,000)
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Keywords | 胚葉形成 / 体軸伸長 / 尾芽 / 体軸幹細胞 / 神経誘導 / 転写制御 / 幹細胞 |
Research Abstract |
脊椎動物の胴部体軸は、発生の進行とともに生み出される。最近の細胞系譜研究から、神経系細胞と中胚葉系細胞の共通前駆体である体軸幹細胞(axial stem cells)が、原条周辺領域(stem zone)に存在し、胴部体軸の細胞供給源として機能していることが示されている。Tbx6遺伝子変異マウス胚は、本来ならば体節中胚葉ができるはずの胚領域に、異所的な神経管が形成されるという表現型を示すことから、体軸幹細胞の制御の解明に重要な手がかりを与えると考えられた。 平成22年度に行った研究で、体軸幹細胞から神経系原基細胞、中胚葉細胞への分化は、それぞれSOX2とTBX6という2つの転写制御因子によって制御されていることを明らかにした。 これら2つの転写因子の発現制御解析を行い、いずれの発現にも、Wntシグナルが関与していることを明らかにした。Wntシグナルがどのような制御によって、これら2つの発現をコントロールしているかを明らかにするため、Wntシグナルを可視化するマウスを新たに作成した。WntシグナルのON/OFFや、シグナル強度と遺伝子発現の状態を調べることを目指し、マウス胚ライブイメージング法と、細胞標識法を確立した。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)