ロボットと障害者の協創による自発的参加を促す音楽指向型作業療法システムの開発
Publicly Offered Research
Project Area | Founding a creative society via collaboration among humans and robots |
Project/Area Number |
22118509
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Kushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
野口 孝文 釧路工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20141856)
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Project Period (FY) |
2010 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥10,400,000 (Direct Cost: ¥8,000,000、Indirect Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2011: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2010: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ロボット / 障害者 / 作業療法 / サウンドセル / IntelligentPad |
Research Abstract |
本研究は,ロボットと障害者の協創による障害者が自発的に活動することができる作業療法システムの開発について提案する.本研究は,ロボットと障害者との対話に我々が開発しているブロック化され自由に結合可能な音楽部品(ブロック)を用い,ロボットと障害者が選択したブロックを組み合わせて並べたり対話したりといった協創作業を通して,障害者の自発的な活動を促すシステムを構築する.ここでは,ロボットは単なる介助ではなく,障害者が選択したブロックに割り当てられた音楽データに合わせた動作を介助モデルに基づき行うことができ,障害者のシステム利用とロボットの介在との関係について評価検討することが可能である. 本研究では,障害者がロボットとの協創により音楽を作る作業療法システムを開発する.障害者がブロックを選択する過程でロボットが介在しブロックを並べるのを介助したり,ブロックを提示したりする.ロボット介助は,人が出来なかったことを可能にする.ブロックには音楽情報が割り当てられているためロボットは障害者が好む音楽になるようにブロックを提示したり,できあがった音楽に合わせた反応をしたりできる.ロボットを用いた本システムは,障害者の思考を刺激し創造の助けをすることが期待できる. 平成23年度は,各ハードウエアを連携制御するためのソフトウエアを作成し,作業療法システムを動作させる.また,作業療法システムを使用したテストを行いシステムの改良を進める.23年末までにシステムを完成させ,作業療法の効果について評価を行う.具体的な実施項目は,以下の通りである. (1)ロボットの各モジュールを連係させたときの不具合の洗い出しと改良,(2)利用者モデル・介助モデルの開発,(3)サウンドセルとロボットの連携システムの開発として,サウンドデータの作成およびサウンドデータと介助モデルの関係を設計,(4)作業療法システムの評価の(1)から(4)を行った.
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)