Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
人類がユーラシア大陸からアメリカ大陸、日本列島、オセアニアへと移動・拡散したのに伴い、家畜も共に移動した。その際のヒトとの関係性の変化や動物自身の変化は、遺伝的な変化に反映されるはずである。本研究では、最も古い家畜であり、伴侶動物としてヒトと社会的な絆の深いイヌを中心として、新奇探求性などの移動・拡散に影響する性格の基盤となる遺伝子の多様性を調べ、ヒトの民族や個体間の差違とも比較して、ヒトと動物との相互関係の歴史を遺伝子から紐解き、家畜化に影響したゲノム領域を解明する。